ロールモデル
ロールモデルとは、自己の成長を促す上での規範となる存在のことです。日本の伝統的な徒弟制度はロールモデルの原型であり、自分にとって「尊敬できる人」「仕事ができる憧れの人」など適切な人材をロールモデルに選定し、その人を観察・模倣することでスムーズな自己成長を促せます。
人材開発の場面では、リーダーシップ開発の過程でよく利用されます。適切なロールモデルは自ら成長を促せますが、最近では「ミドルの弱体化」「人材の流動化」など、若者がロールモデルと見なせる人材が少なくなっていると言われています。しかし、ロールモデルとなる人材は徒弟制度のように1人である必要はなく、複数の人材の良い面をロールモデルとし、そこから吸収することで対処可能であると考えられます。