フィッシュボール
フィッシュボールは、日本語に訳すと「金魚鉢会議」になりますが、字のごとく、討議するグループ(金魚)と観察するグループの2つに分かれ、相互に討議の進め方や相互作用の実態を観察し合い、組織活動に必要な要因を理解したり、コミュニケーションの技術を強化していく手法をいいます。
この技法のよさは、討議者と観察者が、実際に起こった状況を率直にフィードバックし合いながら、問題点を明らかにしていくところにあります。
話し方や聞き方のコミュニケーション・スキルを高める技法としての活用範囲は広く、組織開発の中で用いられることもあります。
この手法は独立した手法ではないので、対人能力の強化として組み込まれることが多くなります。